ノンプログラマーがプログラミングを学ぶメリット

ノンプログラマーがプログラミングを学ぶメリットとは何か。本記事ではノンプログラマーの方がプログラミングスキルを身につけるメリットについてご紹介します。

1 AIの時代におけるプログラミングの意義

私たちの日常生活は、テクノロジーによって大きく変わりました。特にウェブサイトや様々なアプリケーションがより普及する中で、プログラミングスキルはますます重要になっています。最近ではAI (人工知能) を使ってプログラムコードを作成することもできます。しかしながら、生成されたコードが目的達成のために適切であるかをチェックしたり、そのコードを修正する、またはAIにその修正を指示するなど、プログラミングスキルが必要になる場面はいくつもあります。したがってAIによるサポートが活発になった現代でも、プログラミングスキルはいまだ重要であるといえるでしょう。

ではプログラマーではない方 (ノンプログラマー) は、プログラミングを学ぶ必要があるのでしょうか？私自身の体験を通じてプログラミングを学ぶメリットをご紹介します。

2 ノンプログラマーがプログラミングを学ぶメリット

2.1 毎回のちょっとした処理が楽になる

私はノンプログラマーですが、自分のサイトの記事作成にはプログラミングを利用しています。記事を書いた後、最終的にはHTMLへ出力しています。記事のドキュメントをHTMLへ変換する際には既存のツールを利用しますが、その際、自分独自の処理も追加しています。例えばHTMLへちょっとした目印を自動で追加しています。この目印とウェブサイト上に実装したコードを使って、記事の特定の機能やデザインを調整しています。またHTMLへ変換した記事を実際にサイト上で使うには、リンクの修正など細かな調整が必要になることがあります。こうした処理を行うためのコードをあらかじめ作成していますので、そのコードを走らせる (実行する) だけで、簡単に必要な処理を終えることができます。このような小さな工夫が、「ちょっとしたことだが毎回するのは面倒な処理」、を楽にしてくれます。きちんとしたテストコードを作成しておけば、意図した処理が行われているかの確認も最小限で済みます。

2.2 データ処理への理解が進む

現代社会ではデータに基づいた意思決定が不可欠です。そしてデータを適切に処理し、解釈するためには、統計学の知識が求められます。データ処理そのものには必ずしもプログラミングスキルは必要ありません。しかし、データ処理に用いる手法の妥当性や結果の解釈には、統計学の知識が必要となる場合があります。

この統計学・データ処理の理解に、プログラミングスキルが役立ちます。数学を専門としない方 に向けて書かれた統計学の書籍などでは、統計学上の概念は自然言語 (言葉) で記述されていることがよくあります。統計学の勉強をしていると、この「言葉」で定義された概念が今一つ理解できないことがよくあります。かといって数式を使って理解することも大変です。このような場合、自分でコードを書いてシミュレーションを行うことで、その統計学上の概念の理解を進めることができます。また、統計学上の手法を自分で実装してみることで、その手法が何をやっているのかを理解することもできます。

このように、データによる意思決定には統計学が、そして統計学にはプログラミングスキルが役立ちます。

2.3 問題解決能力が向上する

学生の方などの場合は特に、プログラミングは論理的思考能力や問題解決能力を鍛える良い方法になるでしょう。プログラミングを行うと、思ったようにプログラムが動かないことが良くあります。これらの課題に直面しながら試行錯誤することで、自分自身で問題解決する力を養うことができるでしょう。このスキルは仕事や日常生活にも応用できるため、大きな資産となります。

3 まとめ

ノンプログラマーにとってもプログラミングスキルは十分に役立ちます。まずは日常のちょっとしたことを解決するつもりで、始めてみてはいかがでしょうか？

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3段階の学習法

1. 動画：まずは視覚的にわかりやすく学習内容全体を把握しましょう。
2. 記事：動画で学習した知識を整理し、自分のペースでじっくりと理解を深めましょう。
3. 課題演習：実際に手を動かしてプログラミングを行います。学習した知識をアウトプットし、しっかりと身につけましょう。

プログラミングの世界に飛び込み、新しいスキルを手に入れてみませんか？